金星人の占命盤(下図2、3)を見てください。陽(+)の人も陰(−)の人も共通して“大殺界”になっているのは「申」「酉」の方向です。これは天地と東西南北でいうなら西となります。この西というのは、「補佐役の場所」であり、「配偶者の場所」であるとともに、「家庭(休息の地)」であることを示しています(図1)。
ところが、金星人の場合、この方角が“大殺界”になっていますから、こうしたものとは縁がないというか、欠けているということになります。つまり、金星人は家庭が安住の場ではなく、補佐役に恵まれず、また配偶者との縁も薄い、仮に結婚しても家庭に落ち着かない、奥さん(ご主人)を大切にしないということがいえるわけです。
また、古き伝統とか迷信などといったことを信用せず、理屈に合わないことは絶対にしようとしません。女性も、結婚したあと家庭に入るより、仕事を続ける場合がほとんどでしょう。ただし、親孝行の気持ちはひじょうに強く、先祖の供養などはよく心がけます。しかも、心がけるだけでなく、行動でそれを表現するところがあります。
さらに、金星人は、補佐役に恵まれないところがあります。そのため、仕事などを任せられると、ほかの人をいっさいアテにすることなく、自分のペースでどんどん進めていってしまいます。人がのんびりしていようものなら、横から出てきて、さっと取り上げ自分の力でやってしまうようなところがあるのです。
これはいい換えれば、自分がスターでいないと満足を得ることができないことを意味しています。「占命盤」を見るとわかりますが、西の方角が“大殺界”であるために、休息ということを知らない金星人は、忙しい状態でないと落ち着かないところがあります。
外面のよさから、金星人ほど営業に向いている星人はないといっていいでしょう。もちまえの個性的なファッション感覚、すぐれた美的センスから、ファッション関係や芸術分野で成功をおさめることができます。
行動的で束縛を嫌う金星人は、家庭に落ち着くことをあまり好みません。結婚しても、お互いに干渉し合わない関係を望みます。また、女性の場合、晩婚の傾向があり、生家にずっと居つくなど、実家との関係がいつまでも強いのも特徴です。結婚したら、できるだけ実家と遠く離れた場所に住んだほうがいいでしょう。